ラベル 過去のひとりごと の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 過去のひとりごと の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

ground

カップに滑り込んだ一枚を見ながら、全く僕は違うことを考えていた。
白に侵蝕していく色と、表裏一体を飛ばして僕はその辺を漂っている。
考えていることはほとんどが邪で、反吐で汚くなっていた。
どれくらい時間が過ぎたか、随分鬱々としていたはずなのに、針はあまり動いていない。
枯れた声で呼んでみた。
昔は振り返ってくれたその顔が、今は生気のない一枚に納まっている。

足を伸ばして、確認する。
相変わらず生きている。
息をしてるかしていないかで生きているかどうかを考えるのは、もうとっくに飽きてしまった。
僕は今、確かに足を伸ばしてリモコンを探している。
コントロールできるのは、人の死を迂闊に知ってしまわないようにテレビを切るだけだ。
例えば君の名前があったとしても。
僕はまた、足を伸ばして確かめている。

心臓の位置はよくわかっていない。
指先に鼓動を感じたり、お腹が熱くなることだってある。
イメージを赤くして、僕は考える。
いつか君は、定めてしまう。

日常を行き来して、自由に君を奪いたかった。
君が見た桜の花や、小さな鳥を僕だって見たいと思っていた。

君のイメージが沸かない。
今どうしているのかも惹かれない。
そう言えば、君の声を忘れてしまった。

今度は手を伸ばして確認する。
ボタンを見つけて、ワイドショーから逃げる。
君から逃げる。
僕は生きていて、君はどうしてるかをもう知ろうとしない。

ただ、時間が過ぎていく。

行動原理

美しい言葉を考えた
誰もが記憶する言葉を考えた
閃きとはどこまでも可能だと思った
けれどこの手は
うだつの上がらない、その言葉をついに忘れてしまった

感じ取れない言葉を
いつまで求めていても
涙を堪えても流れてくるくらいなら
最初から流していれば良かったと
一対を
到底知ることも無く垣間見る

疼く穴の中に
もう居ない人を想っていた
その触り心地の良い毛並みを
いつか
いつまでも撫でていた

言葉が美しい
曲線で表せない
劣等の奥は
爽快な快晴だ

きっと人は、疎ましい言葉だと思っているんだろう。

white

お腹を空かせた、子供になりたい

時間通りに帰ってくる、主人を待ちたい

仲直りができる、喧嘩がしたい

目を閉じても明るい、夢を見たい


ありきたりの幸せが、欲しい

平穏の音がする