いつもは姿を感じない
必要性の塊を
毎日、投げつけられたとしても
悪は悪としても
その姿態を
人は神と崇めて
信じたい像を信じ
その朽ちた手で
そっと寄り添った口元に
毒を吐いてく
吐いてく
君の耳や
僕の舌根
苦しいなら
苦しめてあげたい
死んだ人をイメージして
リアルタイムを演じるのなら
いっそ
そうだ、いっそ
曲がり角で
君の後頭部を確認したあと
かすれた声の
君の言葉で
もう前が見えない
蜃気楼だとか
奇跡だとか
衝動
鼓膜
唯それだけの
欠いた面の
表向き華やかな仕草で
やっぱり今日も
不幸を侍らせている