言葉遊びをしていたんだなーと度々振り返る。
お互いをただ褒めるのではなくて、言葉を繋いで褒める。
それは自慰行為のような錯覚で、恥ずかしさを覚えながらも
もう大分、堕ちていたんだな。

梅雨だった時、もう戻れないのだけど
何度か時間が途切れては繋がれていった私たちを
どうか、また灰色の空が繋いでくれないかな。

駅のホームの自販機、乗り込んだ電車の窓から
その人を見つけた気がして、フワリ、と音のする感覚を覚えた。
毎日考えていた。
叶わなかったし、叶うはずもなかったのだけど。

いつかまた、誰かの目が宙に浮いたとき
私の手が、思い出す要素になればいい。
あの時は、どうだった?