こんにちは。
お久しぶりです。

こうやってメールを作るのはすごく久しぶりで、
きっとおかしな文面になると思いますが
軽く目を瞑ってやってください。

私はよく後悔します。
真新しいノートへの初めの一文字。
あと数ヶ月の我慢だった、長い前髪。
嫌いな夏を惜しんで、冬を迎えること。
どれも別に取るに足らないことだけど、
小さな後悔を積み重ねて
生きています。

伸ばしきれなかった前髪を見て、
切る前は切った後の成功だけを考えて
私は舞い上がっていました。
一瞬でも、はさみを持つ手を見ておけばよかった。
時間をかけて伸びた髪を
ほんの一瞬で切り落としてしまう行為は
なんとなく、似ていました。

猫は、自分から公園に行くことをやめました。
ふと、考えてしまったのです。
自分というものを、自分を形成する全て。
無性に、そして不躾に腹を立ててしまいました。
自分が愛されたいがために、怒ることで惹きつけようとする
まるで、幼い子供のようでした。
そしてその繰り返しに、ひどく疲れてしまったのです。

綿毛が飛んだのを最後に
猫は公園を去りました。
潔さだけは負けません。
決断力と判断力は、まったく異なるものだと
ほんの少し、ほんのちょびっと、
思いもしていませんでした。

工作用のはさみで
前髪を切り落とした私は
鏡を見て絶望しました。
絶望というよりは、我に戻ったのです。
またやってしまった。
また我慢できなかった。

公園に通うのをやめた猫は
なぜやめてしまったのか考えていました。
鼻を高くして、潔く去った公園に
二度と足を踏み入れることができないと
どうして考えることができなかったのか、
考えていました。

夏が来て、秋が去り
凍えることに飽き
かじかんだ手も
ようやく雨に馴染むようになった頃
ああ、あれから大分時間が経ったけれど
まだ私は前髪を伸ばせないでいる。

猫はまだ、公園に帰りたいと
あの日のまま時が止まっている。

恋や愛という言葉はよく知らないけれど
これを恋や愛と言うなら
私は画面越しに
一体何を見てきたんだろうか。
手を伸ばしても
笑って泣いても
打ち間違いや
突発的なアイデアを
もう共有できない。



双葉がいました

二つの葉は
互いをとても愛していました

雨の日も
風の日も

互いを支えあい
励ましながら
生きていました

この幸せは
永遠に続くものだと
疑いませんでした

だけど
片方の葉は
落ちてしまいます

永遠は願望であり
希望ではないのだと
もう片方は
来る日も
来る日も
嘆きます

雨の日も
風の日も

悲しみこそが
永遠でした

下を向いて生きることで
視界を遮る涙をこぼせるなら
ただひたすら下を向いて
生きていました

片方の葉は落ち
朽ちて土となっていたころ
そこから芽が出てきました

願望も
希望も
永遠という鎖も
もうとうに錆びていました

新しい芽が
出ていました


脳内整理。